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2019.10.19
2019/10/19 経産省がゴルフ場に豚コレラの発生予防等に関して要請

日本ゴルフ場経営者協会(NGK)では、経済産業省より9月初旬に豚コレラの発生予防等に関してゴルフ場に対して周知依頼の協力要請があったと報告している。
同協会によれば、昨年9月に岐阜県において国内で26年振りとなる豚コレラが発生してから、7府県で39例の発生を確認するなど発生県の周辺においても、野生イノシシの感染拡大が続いているとして、今回の要請があったという。

同要請では、豚コレラ陽性野生イノシシ確認地域や豚コレラの発生国・地域からの入出国が訪れる可能性の高いゴルフ場においては、ゴルフシューズなどに付着した土を取り除き、消毒を実施した上で使用すること。また使用後にはゴルフシューズの土等を取り除き、消毒した上でゴルフシューズを持ち帰るよう注意喚起を呼び掛けている。
同要請があった後も9月13日に関東で初めて埼玉県で豚コレラが発生するなど豚コレラの感染が広がっている。
なお、農林水産省の消費・安全局動物衛生課によると、豚コレラは豚やイノシシの病気であって人に感染することはなく、仮に豚コレラにかかった豚の肉や内臓を食べても人体に影響はありません。また、感染豚の肉が市場に出回ることはありませんと報告。ただし、豚やイノシシには強い伝染力と高い致死率が特徴として、 畜産農家に飼養衛生管理の徹底や早期摘発のための監視の強化に万全を期すよう案内している。

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※「ゴルフ特信」第6420号より一部抜粋

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