一季出版株式会社

2019.01.08
2019/1/8   ゴルフ人口670万人、29年度ゴルフ場入場者は横ばい

 スポーツ庁のH29年度調査で、ゴルフ(コース)の実施率が前年の6・4%から5・9%に低下し対象人口から538万人程度と推計された。これは「レジャー白書2017」の衝撃のゴルフ人口550万人より少なくなったが、「レジャー白書2018」では670万人に回復していたことから、ゴルフ人口減少の危機感は少なくなった。
 毎年、ゴルフ場利用税に基づくゴルフ場入場者数は、日本ゴルフ場経営者協会(NGK)により集計・発表されており、ここ数年横ばいで29年度(3~2月)もコース数1・10%減に対して、入場者数は0・28%減に留まった。市場分析の専門家は「シニアバブル」が続いていると指摘、29年度の非課税者率は19・61%と20%手前まで増加してきた。ここ何年かは団塊の世代の非課税化効果が数字に出そうだ。
 もっとも、ゴルフ業界の危機感は続いており、2018年ゴルフサミットのテーマは、ゴルフ振興の中期目標(20代後半から30代前半のゴルフ実施率を10%強に引き上げ)として「大学のゴルフ授業」充実に向けた産学連携協力の推進などがメインであった。

※「ゴルフ特信」第6319号より一部抜粋

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