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2018.11.06
2018/11/6  サニーカントリークラブ(長野)クラブ充実させ総合ゴルフ施設化

サニーカントリークラブ(27ホール、長野県佐久市)は一昨年5月に経営交代後、新オーナーがクラブ充実を目指した施策を立て続けに実施し、この10月6日から嶋村唯史氏の監修による前方ティグラウンド〝サニーティ〟の使用を開始した。

 同クラブ経営の望月サニーカントリー㈱は、民事再生手続きで平成28年にスポンサーの㈲パインコーポレーションの系列下となった。同社は不動産業等を手掛けるかたわら、小林祐治代表取締役社長が明治大学ゴルフ部OBで明大ゴルフ部助監督を務めるキャリアもあり、ゴルフの振興にも意欲的。昨年はお客の要望もあり、自らの指示で前方ティを作ったが小さすぎて芝が生えてこない結果となったという。そこで小林社長によると、〝プレミアムティ〟を解説していた井上誠一氏の唯一の弟子である嶋村唯史氏(日本ゴルフコース設計者協会理事)の講演を聞き、今回の前方ティの完成になったという。小林社長は「嶋村氏に監修をお願いし、特に18ホールをパター以外の13本をうまく使用し、プレーする距離の考え方や、元の設計家の意図を汲んだ設計に感銘した」と話している。

 同クラブでは前方ティを設置した18ホール(前方ティの総距離は4504Y)全体の監修を嶋村氏に依頼しており、今年の11月19日のクローズ後にコース改修工事を開始する計画。また来春から27ホールを嶋村氏監修の18ホール営業(蓼科コース、八ケ岳コース)とする方針で、閉鎖する浅間コース(9ホール)にはまず今冬クローズ後から300ヤードの練習場を整備する。さらに浅間コースの1、2、3、4、7、9番ホールを残し、これを6ホールの練習コースに変化させる方針だ。このショートコースや大型の練習場はレッスンプロへ時間単位で貸し出しす他、高校や大学のゴルフ部への貸出し、初心者向けのイベント企画を実施していく考えとしている。

 グランドオープンは来年5月を予定。バーベキュー施設やカラオケルームなど宿泊施設も充実させており、東京からの泊りがけ利用にも期待している。
 また毎年明大ゴルフ部で訪れているタイ・パタヤのパタナG&SR(27ホール)とタイへの視察旅行が契機となってパタヤのブラパ・GC(36ホール)、バンコクのクルンカビー・Gコース&CCエステート(18ホール)の3コースとは今年9月中旬に提携契約を調印し、会員の相互利用と交流につなげる方針。現地事務所には日本人スタッフが常駐する力の入れようだ。

 さらに、タイへの視察旅行をともにした国内のゴルフ場経営者同士で意向が合致し、サザンクロスCC(18ホール、静岡)や男鹿GC(同、秋田)とも提携する方針だ。会員の交流だけでなく、クローズ期間には従業員を派遣して研修させ、互いに経営力を高めたいとしている。
 小林社長は「これからはゴルフ場単体ではきつい。国内外のゴルフ場ともアライアンスを組んで盛り上げていきたい」と話している。

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※「ゴルフ特信」第6295号より一部抜粋

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