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2026.10.21
2026/10/21 「クマとどう向き合うべきか」、GTPAが特集

近年、クマが人里に現れて人に被害にもたらすなど、クマ対策は山村での対策に過ぎないとは言えないようになってきた。ゴルフトーナメントの開催にも影響することがあり、一般社団法人・日本ゴルフトーナメント振興協会では機関誌「TOURNANENT NOW」7月号(WEB版も公開)にて、「クマとどう向き合うべきか」と題した、環境省自然環境局野生生物課鳥獣保護管理室の髙橋優氏へのインタビューを交えてクマ対策の特集を行っており、ゴルフ場やゴルファーも目を通しておきたいところだ。
同特集を要約して紹介すると、2025年度は全国でクマによる人身被害が過去最多を記録。出没は山間部だけでなく市街地・観光地にも拡大しており、広大な敷地にギャラリーが分散し林縁部に近づくゴルフトーナメントは遭遇リスクが高いと指摘されているという。

【クマの生態】についても詳しく紹介しており、日本には北海道の「ヒグマ」(体長180~200cm、体重150~300kg)と本州・四国の「ツキノワグマ」(体長120~145cm、体重70~120kg)の2種が生息。学習能力が高く食べ物への執着が強い、嗅覚・聴覚が鋭敏、時速40~60kmで走れるといった特徴がある。クマは本来臆病で人を避ける習性を持ち、人身事故の多くは突然の遭遇によるパニックからの防衛行動が原因とされている。
クマによる【人身被害増加の要因】は、①個体数の回復・増加(かつての保護政策や狩猟価値の低下による捕獲減少)、②人とクマの生活圏の接近(少子高齢化・過疎化による耕作放棄地の増加、里山管理の不足で餌場が拡大)の2つ。クマ問題は野生動物だけの問題ではなく、日本社会の構造変化を反映した課題と説明している。
次に【被害の実態】は、市街地・人家周辺・道路・農地での被害(282件)は「日常生活」が最多。森林・河川敷での被害(172件)は「山菜・キノコ採り」が最多。受傷部位は77%が頭部に集中しているという。
【具体的な安全対策】は・誘引物(ゴミ・食料)の管理徹底が第一の防衛線、・竹藪の刈込みや下草管理など見通し確保の環境管理、・クマ撃退スプレーの携帯と使用訓練(事前の距離・取り出し方の確認)、・襲われた場合は両腕で後頭部を覆いうつ伏せになる防御姿勢(急所を守る、最終手段)、・クマ鈴など音の出る道具の活用、観客への配布・案内も検討、・自治体・警察・猟友会との平時からの情報連携体制構築。

そして①危険エリア把握②避難経路確認③緊急連絡体制④来場者への注意喚起、の4点を柱に「出没時の対応」だけでなく「出没させない環境づくり」の視点を重視したいとした。
 同特集では、トーナメント運営者向けチェックポイント(ゴミ管理、藪の刈込み、関係機関との連携、スプレー携帯訓練、危険エリア周知、クマ鈴活用など)を併せて掲載している。

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「ゴルフ特信」第7399号より一部抜粋

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