2026.09.01
2026/9/1 筆頭株主が管財人解任申立て、取締役で新代表選任も
携帯電話ショップ運営や不動産賃貸・ゴルフ場運営を展開する㈱トーシンホールディングス(名古屋市中区)は、5月8日に東京地裁へ会社更生法の適用を申請し、同日に手続き開始決定を受けたところだが、その後経営権を巡る争いが表面化した。
同社は会社更生手続開始決定で、管財人に代表取締役の石田雅文氏(事業家管財人)と粟田口太郎弁護士(法律家管財人)の2名が選任された。しかし、創業者の石田信文氏が代表を務める筆頭株主の㈱ジェットが招集した5月28日開催の臨時株主総会で、トーシンHDは石田雅文氏の取締役解任を可決し、6月5日開催の取締役会において平塚栄氏が新たな代表取締役に選定されたと8日付で開示。9日には「当社管財人の解任申立てに係る取締役会決議」を開示し、東京地裁に対して現管財人の解任申立てを決議したという。もっとも管財人は解任理由はないと対応する方針。会社更生法上、更生手続き開始後の事業経営権・財産管理処分権は裁判所が選任した管財人に専属されることから、取締役会が独断で管財人を解任することはできず、東京地裁の判断に委ねられる。
なお、管財人の報告書の提出期限は7月8日、更生計画案(管財人)の提出期限は9月7日を予定。
スポンサー探索の進捗については現時点で非公表だが、傘下のトーシンリゾートが運営するゴルフ場事業の継続・売却・譲渡の行方も含め、今後の裁判所の判断が注目されている。
