2026.05.10
2026/5/10 ㈱平和、第3四半期は大幅増収も、通期を下方修正
㈱平和は2026年3月期第3四半期(25年4月1日~25年12月31日)決算を2月10日に発表した。
同期間の売上高は2065億54百万円(前年同期比73・9%増)、営業利益429億16百万円(同49・2%増)、経常利益357億47百万円(同25・4%増)と好調だったが、親会社株主に帰属する中間純利益は17・1%減の170億56百万円と減益となった。このため同日、通期連結業績予想の修正等も発表した。売上高は昨年5月14日の前回発表から12・9%減の2959億円、経常利益は33・7%減の317億円、当期純利益は65・8%減の79億円への修正となった。
修正の理由は、ゴルフ事業においては概ね計画通りの見込みだが、遊技機事業においてパチンコ機、パチスロ機ともに販売台数が期初計画を下回る見込みから、前回発表予想から減少する見通しと説明。また遊技機事業において繰延税金資産を取り崩し、法人税等調整額に40億51百万円を計上する見込みとした。
決算短信での第3四半期の概況はゴルフ業界について、「底堅いプレー需要と比較的安定した天候であったことを背景に、来場者数は概ね堅調に推移。一方で、物価上昇や人件費の増加が運営コストに影響を及ぼし、収益環境については引き続き注意を要する状況」と説明した。
またゴルフ事業は、適正な価格施策によるレベニューマネジメントの強化やインバウンド需要の取り込み、女性・若年層ゴルファーの獲得、グループシナジーの創出など、収益の最大化に向けた取組みを推進。プロの技術や戦略を間近で体感できる特別な企画「~THE PREMIUM GOLF~(ザ プレミアム ゴルフ)」やアコーディアでもサポートプロと一緒にプレーを楽しめる「withGolf」サービスを開始。ハイグレードなゴルフ場の新ブランド「GRAND」の運営を6カ所のゴルフ場で開始した。グループ初のラグジュアリーホテル「PGMホテルリゾート沖縄」はグランドオープンが今年7月3日に決定、4月25日より先行営業する。
第3四半期のセグメント別では売上高がゴルフ事業で130・3%増の1832億07百万円(795億68百万円)、利益が139・6%増の429億88百万円(179億43百万円)、遊技機事業で売上高が40・5%減の233億46百万円(392億14百万円)、利益が81・9%減の23億05百万円(127億54百万円)となった。
総資産は、前連結会計年度末に比べ5億71百万円減少し、1兆1035億79百万円。負債は、前連結会計年度末に比べ101億88百万円減少し、8496億30百万円。純資産は、四半期純利益の組入れにより利益剰余金が170億56百万円増加する一方、剰余金の配当により利益剰余金が78億90百万円減少したこと等で、前連結会計年度末より96億17百万円増加し、2539億48百万円となった。
なお、株主優待は通常の株主優待に加え、2単元(200株)以上保有の株主(26年3月31日株主名簿に記載等)を対象に、1枚につき1組4名まで「Cool Cart」の利用が無料となる利用券と、PGMホテルリゾート沖縄を1枚につき1万円を支払いの一部に利用できる宿泊優待券を、各2枚贈呈する。通常の株主優待は年2回2単元以上の株主にゴルフ場や練習場の1000円の利用に使える優待券を2枚以上発行、株主配当は1株当たり年間80円(中間・期末各40円)で据置きとしている。
同日、別に発表された第3四半期までの決算説明資料ではアコーディア・ゴルフ買収に伴い、ゴルフプレーの売上高で130・3%増加、会員関連売上は70・1%増。顧客単価は当初9671円を見込んでいたが、26年3月期通期では9634円(25年3月期9495円)に修正した。インバウンドの外国人入場者は過去最高だった2024年度を上回るペースで推移。統合シナジーの追及として、公式サイト・公式アプリから直接予約「ジカドリ」を推進し、常に最もお得になる料金体系を導入したという。
