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2026.03.10
2026/3/10 10月家計調査、プレー支出は3カ月連続増と盛り返す

総務省統計局がまとめた2025年10月の「家計調査」(家計収支編)が先ごろ発表された。
同月の二人以上世帯(勤労者世帯)の消費支出は前年同月比実質3・0%の減少(6カ月振り減少、名目0・3%増加=22カ月連続増加)となり、実収入(二人以上世帯)は前年同月比で実質0・3%の増加(3カ月連続増加、名目3・3%増加=22カ月連続増加)と実質収入が伸び悩み、実質消費はマイナスに転落した。
一方、10月のゴルフ関係消費支出(二人以上世帯)は、ゴルフプレー料金の購入頻度が100世帯当たり14回で前年同月比40・0%増(6カ月振り増)。1世帯当たり支出平均は987円(9月882円)で25・6%増となり、3カ月連続増加となった。ゴルフ用具の購入頻度は100世帯当たり2回(1回)と倍増し、1世帯当たりの支出平均は127円(87円)となり、頻度は10カ月振り増加、支出は122・8%の増加となり、4カ月連続の増加となった。

世帯主年齢別でみると、ゴルフプレー料金の頻度の最多は、60代の27回(前年同月15回)で以下、70歳以上15回(15回)、50代11回(8回)、次は40代5回(2回)、30代5回(2回)、29歳以下5回(1回)と並んだ。伸び率では29歳以下400・0%増、30代と40代150・0%増、60代80・0%増、50代37・5%増で、70歳以上のみ前年同月と同じとなっている。
プレー支出額では60代が74・6%増加の2078円(1498円)で5カ月連続増、70歳以上が10・8%減の999円、50代が11・0%増の676円、40代が82・5%増の396円、29歳以下は2061・1%増と激増し389円、30代も69・4%増の332円と、70歳以上以外は大きく伸び、20~40代も300円台で横並びの様相となった。ただし、1~10月の累計では全体では頻度5・2%減、支出金額は6・8%減で、5~7月のマイナスが響き、40代が回数で17・5%増、支出金額で25・8%増となった以外は10月に大きく伸びた29歳以下も支出額で40・1%減となるなど完全回復には至っていない。

ゴルフ用具への支出では、頻度は29歳以下が6回(1回)で500・0%増、40代が3回(1回)で200%増、60代が2回で100・0%増などと活発になった。支出額では40代が261円(82円)で218・3%増、29歳以下が186円(23円)で708・7%増、70歳以上が116円(47円)で146・8%増などとなった。1~10月の累計では全体では頻度が10・0%減、支出金額が0・7%増で、年代別の支出金額では50代が36・7%増、70歳以上が21・8%増となったが、その他の年代はまだマイナスとなっている。
物価高で収入の増加も消費の増加になかなか結びつかないが、ゴルフ関連の消費に関しては、国公立高校等の授業料無償化等で中間層年代の40代、50代ではゴルフへの消費が大きく伸びた。また団塊の世代を含む70歳以上もプレーへの消費が盛り上がらない懸念はあるが、用具への支出が増えていることから、一部の方の消費増にけん引されたとしても、ゴルフへの熱はまだ冷めていないとも考えられそうだ。

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「ゴルフ特信」第7309号より一部抜粋

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