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2025.11.24
2025/11/24 GDO、第2四半期累計決算、国内の売上高2・4%増

ゴルフポータルサイト「GDO」等を運営する㈱ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO、石坂信也代表取締役社長、東京都品川区)は8月13日、2025年12月期第2四半期(1月1日~6月30日)連結業績を発表した。
同期の売上高は279億20百万円で前年同期と同、営業利益は14億06百万円で前年同期比15・1%増、営業損失は9億60百万円(前年同期は営業損失11億04万円)。円高の影響から為替差損8億90百万円を計上する等で経常損失22億53百万円(前年同期は経常損失4億80百万円)、親会社株主に帰属する中間純損失22億62百万円(前年同期は中間純損失10億40百万円)となったとしている。

日本経済は、底堅い企業収益とインバウンド需要の回復に支えられたものの、物価高騰による個人消費の節約志向からGDP成長率は横ばいで推移している。一方、米国経済は、消費の減速や高金利の影響が見られたものの、堅調な雇用市場に支えられ、全体として底堅く推移。しかし、地政学的リスクや各国の金融政策の方向性等、依然として先行きは不透明な状況にあると説明している。

業績説明では、国内セグメントは売上高が前期比2・4%増の142億72百万円となった。また、売上成長に伴い売上総利益が増加したこと、継続的な販管費コントロールが奏功したこと等からセグメント利益が8億46百万円(前期比58・8%増)となった。
海外セグメントの業績については、ゴルフ弾道測定器事業は順調に成長した。GOLFTEC事業における売上の先行指標では改善が見られる一方で、売上として表出するのが下期以降となる見通しとして、売上高136億48百万円(前年同期比2・3%減)となった。また、GOLFTEC事業におけるコーチ増員や事業拡大のための先行費用等の増加及びのれん等の償却によりセグメント損失は18億07百万円(前年同期は16億37百万円の損失)となったとしている。

なお、2025年12月期の連結業績予想などの将来予測情報に関しては、㈱TGTホールディングスによるGDOの普通株式及び新株予約権に対する公開買付けと、その後の一連の手続きを実施することによりGDOの普通株式が上場廃止となることが予定されているとして、2025年12月期の連結業績予想を記載していない。

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「ゴルフ特信」第7268号より一部抜粋

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