一季出版株式会社

2018.05.31
2018/5/31  ゴルフ場保有ランク 1位平和・PGMの137コース

「ゴルフ特信」で、今年4月1日段階でゴルフ場を保有する企業グループのランキング(国内既設ゴルフ場のホール数基準)を作成した。
    
同段階でのトップは平和・PGMグループ。昨年同期からは5コース増、ホール(以下Hと略)数としては72H増で、国内既設137コース、2979Hとなった。平成26年8月にアコーディアグループがアセットライト施策を取って以来、平和・PGMグループがトップに立っており、これで4年連続の首位となった。
 2位はアコーディアグループから分離し、シンガポールで組成されたビジネストラスト(BT)向けのアコーディア・ゴルフ・アセット合同会社(AGA)で90コース、1906Hで変わらず。
 3位はアコーディア・ゴルフグループ本体で、3コース増1コース減で昨年4月比では2コース、36H増の43コース、909Hとなった。同グループは昨年1月にアジア系の投資ファンド・MBKPグループ傘下となり、今年1月に再び拡大路線を見せた新社長が就任したが4月に退任し田代祐子会長が社長兼任となり、今後が注目されている。
 4位はオリックスグループで前年と同じ39コース、792H。
  5位は北海道CCプリンスC(旧・函館大沼プリンス、北海道)が昨年6月に10年振りに営業再開した西武グループで、1コース18H増の29コース、675Hとなった。
 6位は前年から3コース、54H増の28コース、531Hの市川ゴルフ興業グループで、前年の7位から1ランクアップした。
 7位は前年と同じ26コース、522Hの東急グループ。阿蘇東急GC(18H、熊本)は熊本地震の影響から営業を休止していたが、今年7月に9Hで営業再開する予定(ただし一時的な営業休止は本紙で保有コースに数えており、保有コース数は変わらず)。
 8位はチェリーゴルフグループ。保有数は20コース、369Hでこの1年間では買収や売却・閉鎖はなかったが、前年に22コース432Hで8位だったGIグループ(前年はアイランドゴルフグループと表記)が、ゴルフ場経営からの完全撤退となったことで、チェリーゴルフグループが1つ繰り上がった。
 9位はGCEグループ。関連に上場企業等があるもののゴルフ場事業を統括する窓口を設けておらず詳細は不明だが昨年、鶴ケ島GC(27H、埼玉)を買収してエーデルワイスCCとの提携利用により、オリムピックナショナルGC名での会員募集も始めて話題を撒いた。このコース増加やホール数修正で前年の14位からジャンプアップした。
 10位は昨年同様17コース、333Hの太平洋クラブである。
 
 なお、保有・運営コースの一覧や動向を詳しくまとめた、ゴルフ特信資料集『2018年ゴルフ場企業グループ&系列』として6月下旬に弊社から発行する予定。
※「ゴルフ特信」第6235号より一部抜粋

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