2025.07.06
2025/7/6 24年経済構造実態調査、ゴルフ場企業売上高0・8%増
総務省・経済産業省共管調査の「2024年経済構造実態調査」(24年6月に23年1年間を対象に調査・集計)の一次集計が3月26日に公表された。
それによると、2023年の売上高(全産業計)は1930兆6951億円で、産業大分類別にみると、「卸売業、小売業」が520兆2855億円(全産業の26・9%)で最も多く、次いで「製造業」463兆3844億円(同24・0%)、「医療、福祉」18兆9115億円(同9・6%)などとなった。
これら全産業の中から、ゴルフ場産業関連をピックアップすると、まずゴルフ場の24年調査の企業等数は1430社で7社、0・5%増、これら企業等の売上高は8535億09百万円となり、前年比68億26百万円、0・8%増となった。1企業等あたり売上高は5億9690万円で前年比2百万円の増加、率では0・3%増と横ばいだった。
ゴルフ練習場の24年調査の企業等数は1379社で24社、1・8%増、これら企業等の売上高は1434億98百万円となり、前年比29億40百万円、2・1%増となり、1企業等あたり売上高は1億410万円で、前年比では0・3%増とゴルフ場より若干増えた形だ。
ゴルフ練習場は郊外型が減少し23年調査は売上高で4・4%減少していたが、24年調査はインドア企業の増加もあって少し盛り返した模様だ。
売上高でボウリング場の減少が何故か目立つが、横ばいだったゴルフ以外は、公園・遊園地、宿泊、旅行業、飲食店など外出に伴う業種が大きく伸びており、コロナ明けが影響したとみられる。