グロース市場上場で１人予約ランドなどを展開する㈱バリューゴルフ（水口通夫代表取締役社長執行役員、東京都）は、３月14日開催の取締役会において、新規事業を開始することや、定款一部変更、同社執行役員による同社株式取得、株主優待制度の拡充、特別損失（固定資産の減損損失）の計上を決議したと発表した。

同社グループは、ゴルフ場への送客ビジネスなどだけではなく、ゴルフ場の立場で経営を共にするパートナーとして、不動産関連の課題について、専業他社へ連携することで対応してきたが、根本的な解決には至らないケースも少なくなかったとしている。今後、日本では人口の減少に伴い、「余剰ゴルフ場」が増加していくことが想定され、メガソーラー事業への転用が多いものの収益性の低下や環境や景観保全の観点からは望ましいとは言えない場合もあるとしている。
今後はこれまでに連携してきた大手不動産会社とのリレーションを活用し、環境に配慮した土地活用を通して、持続可能な社会の実現に貢献するとともに、地域住民の皆様のニーズに応える、新たな価値を創造するべく不動産事業への参入を決定、一部定款も変更したとしている。

株主優待（25年７月末名簿記載の株主対象）は２００株以上４９９株未満株主に対してＱＵＯカード１万円を新設、５００株以上に対してはＱＵＯカード１万円プラス、ゴルフショップ割引券２万円進呈に変更した。

「ゴルフ特信」第７２０３号より一部抜粋