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2025.04.18
2025/4/18 北海道2024年入場者、約312万人で0・40%減

北海道の2024年入場者状況が、北海道ゴルフリポート(札幌市)の調べで明らかになった。
それによると、2024年は110コースの延べ入場者数が312万1921人にのぼり、前年の119コース313万4553人に比べ1万2632人、0・40%の減少となり、微減ながら3年振りにマイナスに転じた。前年と比較可能な109コースでも増減率が0・84%減と1%未満の落込みだった。

24年の延べ営業日数は2万4268日で前年に比べ86日、0・35%減少した。1日平均入場者数は128・6人(0・8人増)と増えたが、18ホール換算は2万3125人(208人減)と減少した。メンバー構成比は26・8%で前年より0・4ポイント下落しており、一昨年の30・2%から2年連続下落し、非会員のゴルフプレー増加がさらに進んでいるようだ。
地区別(14地区)の状況についてみると、前年比増加と前年比減少が各7地区となっており、前年比増加は胆振地区(19コース、苫小牧、室蘭など)の前年比3・09%増を筆頭に、以下、石狩北地区(12コース=石狩、江別など)2・74%増、後志地区(9コース=小樽、ニセコなど)2・59%増、上川地区(11コース=旭川、富良野など)1・04%増などと続いた。一方、前年比減少は空知地区(9コース=由仁、栗山など)0・31%減、オホーツク地区(4コース=網走、北見など)1・73%減、渡島地区(6コース=函館、長万部など)、石狩南地区(17コース=北広島、千歳など)3・48%減、札幌地区(8コース)4・78%減などとなり、減少率がやや高めだった。

同リポートによると北海道の24年は、3月の降雪、低温続きの融雪遅れに始まり、5月の降雨、低温、強風、7月の雨続き、11月の低温、降雪で前年実績より万単位の落込みようだった。比較的天候に恵まれた6月と9月に前年比2~3万人増を記録したため、結果的に微減にとどまっており、「ゴルフ人口減少、メンバー高齢化、ツアー客の動向うんぬんよりも、集客はほとんど『天候』に左右されるものであると見えてくる」(同リポート)と総括している。12月については、26コースが営業したものの積雪クローズが多く前年同月比24・5%減少している。
ちなみに、同リポートでは年間実績から項目別のランキングも作成しており、総入場者、1日当たり入場者数、女性客のトップは札幌北広島GC(54ホール、石狩南地区)、総入場者増加率のトップは札樽GC(18ホール、後志地区)、国外客、道外客トップはニドムクラシック(45ホール、胆振地区)としている。

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「ゴルフ特信」第7175号より一部抜粋

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