一季出版株式会社

2025.02.04
2025/2/4 8月動態統計速報、売上高5・2%減で客単価も連続減

経済産業省は先ごろ、「特定サービス産業動態統計」の2024年8月分速報を発表した。
同月のゴルフ場(経済産業局所在の8都道府県のゴルフ場)の利用者数は88万8486人で前年同月比5・0%の減少、売上高は85億39百万円で前年同月比5・2%の減少となり、ともに2カ月連続の減少となった。
8月はPGMの月次でも報じた通り、前年に比べ土・日祝日が1日多かった。平均営業日数は28・4日で経産省発表による前年同月比は2・6%減少した。利用料金収入は平日が日数減で9・1%減少、土・日祝日は日数増も1・7%の増加にとどまった。その他料金収入はキャディフィ9・5%減、食堂・売店(直営)5・1%減となり、減少率は今年最大で猛暑が影響したものとみられる。

18ホール換算を計算すると、売上高4・4%減少、利用者数4・1%減少となった。1日当たり利用者数は1・4%減の116・5人となった。客単価は25円減、率では0・3%減の9611円となった。集計上の客単価で前年同月比でマイナスとなったのは今年1月の0・6%減、7月の0・1%減は土日の日数が減少した月だったが、8月でその法則が崩れた。
1~8月の速報データを集計すると売上高1・34%減、利用者数2・56%減と小幅ながら下降傾向が続いた。
一方、ゴルフ練習場の8月は利用者数が土・日祝日に6・9%の増加となったもののトータルでは4・6%減、売上高は1・8%減少で、ともに2カ月連続の減少となった。
対個人サービス等の業種の8月売上高は遊園地・テーマパークが7・1%減(34カ月振り減)、ボウリング場0・7%増(2カ月振り増)、パチンコホール8・7%増(26カ月連続増)、フィットネスクラブ1・9%増(33カ月連続増)となり、遊園地・テーマパークがほぼ3年振りにマイナスとなったのは、やはり酷暑理由が一番大きかったが、夏休み時期でもあり、料金値上げの反動が出た影響も考えられそうだ。

関連記事:2025/1/12 7月動態統計速報、売上高6・2%減で客単価も減少

「ゴルフ特信」第7141号より一部抜粋

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