2025.01.22
2025/1/22 2024年9月の月平均気温、歴代1位の高温となる
気象庁は10月1日、「9月の顕著な高温と今後の見通しについて」を発表した。
それによると、9月の東日本、西日本と沖縄・奄美の月平均気温は統計を開始した1946年以降の9月として歴代1位の高温(沖縄・奄美では2017年9月と同値)となったとしている。また、全国の猛暑日(日最高気温が35℃以上)を記録した地点数の積算は1452で、比較可能な2010年以降で9月としては最も多くなったという。
9月の高温の主な要因について気象庁は、「日本付近を含む東アジアで、上空の亜熱帯ジェット気流がこの時期としては前例のないほど北に蛇行したことや太平洋高気圧の日本付近への張り出しが強かったことにより、背の高い暖かい高気圧に覆われやすかったこと」が考えられる他、日本近海の海面水温が顕著に高かったこと、長期的な地球温暖化に加え北半球中緯度の対流圏の気温が顕著に高いことも、高温の程度を押し上げたと分析している。