2026.11.01
2026/11/1 ㈱平和の27年3月期1Q、スマスロ牽引も営業減益
㈱平和(嶺井勝也代表取締役社長、東京都台東区)は2027年3月期第1四半期(2026年4月1日~6月30日)決算を発表した。売上高は前年同期比10・7%増の777億64百万円、EBITDAは同2・5%増の237億10百万円と増収・増益(EBITDAベース)を確保した一方、営業利益は同1・5%減の155億72百万円、経常利益は同10・0%減の124億47百万円、四半期純利益は同10・1%減の79億41百万円と減益となった。
傘下でパシフィックゴルフマネージメント(PGM)とアコーディア・ゴルフを擁するゴルフ事業は、売上高625億90百万円(同1・1%増)、営業利益127億20百万円(同19・1%減)の増収減益となった。6月は台風や梅雨前線の影響で来場者数が落ち込んだものの、天候に恵まれた5月の需要獲得と戦略的な価格コントロールにより客単価が上昇し、売上高は前年同期を上回った。
施策面では送風機付カート「Cool Cart」を2000台追加投入したほか、ナイトゴルフ営業の拡大、自社予約制度「ジカドリ」の推進による予約サイト手数料の削減を進めた。6月には「瀬板の森北九州ゴルフコース」(福岡県)を新規にグループへ編入し運営を開始した。一方でベースアップや人事制度移行に伴う人件費増、エネルギー・資材価格の高騰に加え、7月にグランドオープンした「PGMホテルリゾート沖縄」の立ち上げ初期費用、税制改正に伴う外形標準課税の増加が重なり、ゴルフ事業の営業利益を押し下げた。
遊技機事業は売上高152億54百万円(同81・3%増)、営業利益40億84百万円(同195・1%増)と急拡大した。スマートパチスロ「L戦国乙女5 業火を穿つ宿焔の双刃」が単一機種で2万4000台のヒットを記録し、パチスロ全体の販売台数はパチンコの減少分を大きく上回った。
通期の連結業績予想は据え置き、売上高2859億円(前期比10・8%増)、EBITDA850億円(同14・7%増)、営業利益520億円(同19・8%増)、純利益203億円(同73・9%増)を見込む。年間配当は1株当たり80円を予定している。同社は当四半期より、ゴルフ事業拡大に伴う減価償却費等の影響を除いた収益力を可視化するため「EBITDA」、「のれん償却前EPS」を新たな開示指標として導入した。
