2026.04.24
2026/4/24 24年度全国ゴルフ練習場、3年振り延べ利用者数増加
ゴルフ練習場業界の専門紙「月刊ゴルフレインジ」(東京都渋谷区)を発行するケージーアール出版と、系列調査機関である㈱ゴルフ経営研究所は、2024年度(24年4月1日~25年3月31日)の「全国ゴルフ練習場の施設数と利用者数」の共同調査結果を「月刊ゴルフレインジ」2月号(1月25日発行)で発表した。
24年度の調査対象施設数は、前年度比46カ所、1・6%増の2932施設となった。施設数は、インドア施設の増加で22年度に施設数の減少が30年振りに止まり、3年連続増加した。ただ施設数ピークの1992年度は5420施設が存在していたとし、累計では2488施設少なくなり、供給市場はピーク時の約半分に縮小したという。
施設数を都道府県別にみると、東京都が18施設増の483施設で圧倒的に多く、神奈川県179施設(9施設増)、千葉県167施設(5施設増)、埼玉県161施設(2施設増)、愛知県153施設(1施設増)、以下、大阪府と兵庫県134施設、福岡県104施設となり、8都府県で100施設を上回った。前年度比減少は愛媛県や北海道、東北、南九州の11道県だった。
一方、24年度の延べ利用者数は9548万8千人となり、前年度に比べ43万9千人増加(前年度は153万4千人減少)、率では0・5%増(1・6%減)で3年振りの増加となった。都道府県別にみると、東京都の2112・8万人(2・0%増)が最も多く、神奈川県874万人(4・1%増)が大阪府848万人(1・1%増)を逆転、以下、埼玉県695・5万人(1・0%減)、千葉県634・8万人(1・6%増)、愛知県628・7万人(1・5%減)などと続いた。
20、21年度の延べ利用者数は、コロナ禍で「家近・手軽・安全」の練習場特性が幸いした「コロナ特需」で20年度3・3%増、21年度は10・9%増で12年振りに1億人突破の1億30万9千人を記録し、統計開始以来最大値になっていた。しかし、その後は反動減となり、22年度は3・7%減少、23年度も後遺症が残り減少率は1・6%に縮まったものの2年連続の減少。ようやく24年度で0・5%の増加となったものだ。
1施設当たり利用者数は、3万2568人で、前年度比1・1%減と3年連続減少した。ただ20年度以前よりも依然優秀で、高水準にある。都道府県別では大阪府が6万3284人(1・1%減)でトップ、以下、神奈川県4万8827人(1・2%減)、奈良県4万7469人(1・0%減)と大型施設の割合が多い関西地区が上位となった。
同紙の報告レポートによると、25年度の現況については、供給面では、増加したインドア施設の淘汰、再編成とあわせ、老朽化した屋外中小規模施設の閉鎖が続いている。需要面では少子化、物価高騰による消費の引き締め影響から1施設当たりでは〝微減域推移〟になると予測している。
その他、閉鎖した具体的施設名や近年の閉鎖傾向をまとめている。新設ラッシュのインドアについては、シミュレーション機器の再ブーム(最初は1985年~95年)、コロナ時の練習場人気、政府の事業再構築補助金制度(インドア申請認可は約100件と)の活用で、競合化に拍車がかかっていると分析している。
ちなみに公益社団法人・全日本ゴルフ練習場(JGRA)が25年1月30日現在で調べた施設数調査(1打席以上)では3806施設となり、23年10月時点調査の3840施設より、34打席、率にして0・9%減少している。その内訳はアウトドアが構成比60・4%に対してインドアは39・6%。アウトドアは1・0%施設数が減少し、インドアは0・7%施設数が減少し、ともに減少となった。インドアとアウトドアは規模が異なり、それぞれを別に集計した方が実態を把握しやすいかもしれない。
