2025.11.03
2025/11/3 韓国のナイターゴルフ拡大、首都圏中心に45%が営業
ゴルフ需要の高まりで施設不足となっている韓国だが、新設ゴルフ場が増えなくなっている影響からか、夜間のナイター営業を行うゴルフ場の比率が高まっていることがわかった。
韓国レジャー産業研究所が「ゴルフ場夜間営業現況」として発表したそうで、韓国のメディアが、夜間営業を行う3部制のゴルフ場が韓国全体(今年7月基準で全体527カ所)の45・2%(238カ所)に達したという。うち18ホール以上の大衆型ゴルフ場は128カ所(全体261カ所の49・0%)、9ホールは57カ所(全体112カ所の50・9%)となった。また会員制ゴルフ場は53カ所で営業したが、全体154カ所では34・4%にとどまった。会員制ゴルフ場は、コース芝の保護や人材管理の難しさ、名門クラブのイメージ維持などの理由から夜間営業を敬遠する傾向があると報告している。
地域別では、ゴルフ需要が豊富な首都圏・嶺南圏に集中。首都圏は78カ所で最も多く、夜間営業ゴルフ場全体の32・8%を占めるという。これは首都圏のゴルフ場数が不足していることに加え、コロナ禍でのグリーンフィー高騰により、安価な夜間ラウンドが好まれるためとも報告されている。こうした事情から首都圏から離れる全北は4カ所、済州島は2カ所と少ないという。
年次推移では、21年の166カ所から23年184カ所、24年213カ所、そして今年は238カ所と増加。2021年比で72カ所の増加、率にして43・4%増となる。
日本でもバブルの頃は、ゴルフ場数がプレー需要に追いつかずパブリック中心にナイター営業を行うコースも目立っていた。その後、減少したが、世界最大手となった平和グループではここにきてNight Golf(ナイトゴルフ)の施設を徐々に増やしてきている。
