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2025.09.02
2025/9/2 NGK総会、産業の活性化と持続可能性向上を図る

一般社団法人・日本ゴルフ場経営者協会(NGK、東京都千代田区)は5月29日に都内で第13回定時総会を開催した。
役員人事では高桑耐理事長(朝日開発㈱)が会長に就任し、手塚寛会長(㈱朝日コーポレーション)が理事長に就任した。手塚氏は2017年から2期理事長を務め、復帰となった。筆頭副理事長の森川英幸氏(三宝開発㈱)、副理事長の谷水利行氏(クラシックマネジメントグループ㈱)は留任で、奥野将徳氏(泉ケ丘観光開発㈱)が副理事長に新任。山形和彦常務理事が5月19日に理事を辞退し、大石順一専務理事が留任となった。新たな理事に寺山亜紀氏(㈱富士平原)、福島範治氏(㈱鹿沼カントリー倶楽部)、加藤敏氏(㈱タイセイ)が選任された。

総会後の特別講演では、福島範治新理事が自著の「鹿沼カントリー倶楽部再生物語」を話した。
2024年度の事業報告では、ゴルフ場の経営環境について、景気後退や物価・賃金上昇によるコスト増、コロナ禍ゴの需要の一服感等で厳しい状況であった一方、海外からの観光客は増加傾向にあった等と報告。同協会は「ゴルフ界はウェルビーイングな社会に貢献する」という長期ビジョンを掲げ、ゴルフの普及やゴルフ場産業従事者の幸福度向上を目指し、ベトナムからの芝草管理者受入れや熱中症予防ガイドライン策定などに取り組んだとしている。

2025年度の事業計画では、経済の不透明さやコスト上昇など厳しい経営環境が予測される中、協会は「ゴルフの普及及び持続可能なゴルフ産業の発展」を重点施策とし、デジタル技術活用による経営環境改善、会員増強、労働力不足対策(ベトナムからの雇用継続支援など)、情報収集・提供体制強化、経費削減による収支改善を進める計画。25年度は赤字を見込むものの、これらの活動を通じてゴルフ産業全体の活性化と持続可能性向上を図る方針としている。
現会員数(25年3月末)は、正会員のゴルフ場数が165社(前年同期比1社増)、副会員76社(3社減)、賛助会員85社(5社増)となっている。

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「ゴルフ特信」第7234号より一部抜粋

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