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2025.08.20
2025/8/20 リゾートトラスト、25年3月期は3期連続の増収増益

ゴルフ場なども付帯した会員制リゾートホテルを中心に、シニアレジデンス、メディカル事業も展開する上場企業のリゾートトラスト㈱(伏見有貴代表取締役、名古屋市)は5月15日に、2025年3月期(24年4月1日~25年3月31日)の連結決算等を発表した。
連結業績では、売上高が前年同期比23・6%増の2493億33百万円、営業利益は同24・8%増の263億65百万円、経常利益は同23・1%増の268億48百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同26・7%増の201億39百万円となり、3期連続の増収増益となったという。

セグメント別に見ると、会員権事業の売上高は936億42百万円(同59・5%増)、セグメント利益は274億45百万円(同46・0%増)と大幅な増収増益。会員権販売が好調に推移、24年8月に「サンクチュアリコート八ケ岳」を予定よりも早期に販売開始できたこと、24年10月に「サンクチュアリコート琵琶湖」が開業を迎え繰延収益を一括計上、更に25年3月にゴルフ場併設の「サンクチュアリコート金沢」を新規発売し、契約高は過去最高となり、増収増益になったという。
ホテル・レストラン等事業の売上高は1039億78百万円(同8・9%増)と増収となり過去最高となったが、人件費や原材料費等のコスト高騰により、セグメント利益は20億49百万円(同54・4%減)と増収減益となった。
メディカル事業の売上高は510億01百万円(同8・7%増)、セグメント利益は75億08百万円(同4・8%増)と増収増益。総合メディカルサポート倶楽部「グランドハイメディック倶楽部」の会員権募集が好調に推移し、会員の増加に伴う年会費収入等が増加したことなどにより、売上高、利益ともに過去最高を更新した。
会員権の「年間契約高」はホテル・メディカル・ゴルフ全体で25年3月末に過去最高となる1150億円に達した。

今後については、26年3月期(25年4月1日~26年3月31日)連結業績は、売上高2590億円(前年同期比3・9%増)、営業利益275億円(同4・3%増)、経常利益275億円(同2・4%増)と増収増益を見込むが、親会社株主に帰属する当期純利益は190億円(同5・7%減)と減益を予想している。
同社では、観光産業においては、地域共創への期待感と共に、利用者からはより高付加価値なプライベート空間へのニーズが高まり、また1億円以上の金融資産を保有する世帯数は年々増加を続けて、「ウェルビーイングな生活を重視する」傾向や「高価でも上質なもの」のニーズが高まっていると説明。会員制リゾートホテル、会員制検診クラブ、シニアレジデンスなどでグループのアイデンティティである「ご一緒しますいい人生~より豊かでしあわせな時間を創造します~」の実践を通じた、「真のグループ経営」を実現していくとした。同社グループ会員は14・5万人(口数ベース20・5万人)在籍しているが、23年度の国内富裕層は約165万人で、会員基盤と利用者層の拡大の目安として、経済圏の20~25%の浸透率(現状は関東圏で8%、中部で17%等)を目指すとしている。今後の開発・開業スケジュールとしては、ホテルは25年度以降も概ね1年間に1~1・5施設ペースの開発を予定しているという。
なお、25年4月1日に株式を1株につき2分割。期末配当は更に上方修正し、年間配当は過去最高の62円と公表している。

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「ゴルフ特信」第7228号より一部抜粋

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