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2025.04.28
2025/4/28 九州地区2024年入場者、前年比1・79%のマイナス

九州ゴルフ連盟(GUK)は、2024年入場者状況を先ごろまとめた。
それによると、GUKに加盟する8県192倶楽部の延べ入場者は878万7671人を数え、前年同期の894万7813人に比べ16万142人、率にして1・79%の減少となり4年振りにマイナスに転じた。また、1倶楽部平均入場者数は4万5769人で、前年同期に比べ834人減っている。

県別の延べ入場者状況をみると、福岡県北部地区(加盟23倶楽部)が延べ入場者数111万289人で前年同期比0・49%増となり、以下、沖縄県(14倶楽部)82万2793人で1・03%の減少、熊本県(34倶楽部)144万8765人で1・68%の減少、佐賀県(15倶楽部)71万2161人で1・82%の減少、福岡県南部地区(25倶楽部)128万390人で2・22%の減少、長崎県(21倶楽部)76万1873人で2・39%の減少、鹿児島県(24倶楽部)96万8516人で2・40%の減少、大分県(18倶楽部)90万108人で2・41%の減少、宮崎県(18倶楽部)78万2776人で3・13%の減少と続いた。唯一、福岡県北部地区で前年比増となったが、同南部地区と合わせた福岡県全体だとマイナス(239万679人で0・98%の減少)だった。

九州地区の24年は、1月に4・05%増と好調な滑出しをみせたが翌2月に4・61%減とマイナスに転換。その後は、3月0・18%減、4月3・88%減、5月に1・19%の増加となったが、6月に3・99%減になると、7月3・01%減、8月3・05%減、9月2・61%減、10月7・70%減、11月5・15%減と落込み続けた。他の地区では7、8月に猛暑で前年比大幅減少となっているところが多かったが、九州地区では3%台の減少にとどまった。ただ、10月と11月に関しては、10月に宮崎で線状降水帯が発生するなど荒れた天気が影響したとみられる。
12月については8県全てで前年実績を上回り、地区トータルでは延べ入場者数83万4244人で前年同月に比べ6万1387人、7・94%の増加と24年で最も大きい伸びをみせた。前年(2023年)の12月も5・66%増で、寒波襲来により11%もの減少となった前々年(2022年)の落込みから2年続けて回復しているものだが、いずれにしても12月のプラスによって、24年の年間トータルが2%弱の減少にとどまっている。

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「ゴルフ特信」第7179号より一部抜粋

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