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2021.04.21
2021/4/21 R&A、来年施行のアマチュア資格規則の改訂案を発表

公益財団法人・日本ゴルフ協会(JGA)は2月23日、R&AとUSGAが2022年に施行を予定しているアマチュア資格規則の改訂案(ドラフト)を発表したとして、ホームページに日本語訳を添付して公表した。
JGAの説明では、今回のリリースではアマチュア資格規則を近代のゲーム、そして社会環境に合わせるために抜本的な改訂作業を行い、そのドラフトについて説明しているとし、今後は全世界からのフィードバック(3月26日まで)をこのドラフトに反映する作業を経て2022年1月から施行され、すべてのゲームに適用される予定。日本語訳の文言も規則の規定として最終的に決定されたものではないとしている。

R&AとUSGAは2017年にアマチュア資格規則の近代化構想に着手することを大筋で合意し、現在のアマチュア資格規則を分析し、各規則の歴史を調査し、そして現在の規定のどれがアマチュアゲームを守るために重要であり続けるのかをはっきりさせることにしたという。
それらからゴルファーがアマチュア資格を喪失することになる行動は①限度額を超える賞を受け取ること、②技術指導をして報酬を受け取ること、③ゴルフクラブプロフェッショナルとして雇用されること、またはプロフェッショナルゴルファーの協会の会員となること--とした。
①の現在のアマチュアの限度額は750ドル(日本では7万5000円)で、考え方としては報酬限度を残すが、①賞金と他の賞との区別を廃止する、②ティーからホールへの競技としてプレーされないロングドライブイベント、パッティング競技、技術競技をこの規則の範囲から削除する、③すべてのスポンサー関連の制限を廃止する、④より短いアマチュア復帰待ち期間を規定する--となっている。
レッスンの動画で報酬を得るケースや直接レッスンで報酬を得るなどの違いも説明しており、過剰にアマチュア資格を喪失するケースを減らす目的もあるようだ。
ホールインワン賞の対象がアマチュアでも認められたように、ドラコン、パッティング競技に関連したアマチュア表彰も盛んになるのだろうか。

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※「ゴルフ特信」第6625号より一部抜粋

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