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2021.02.25
2021/2/25 市原ゴルフ練習場の鉄柱倒壊、被害住民と和解成立

2019年秋の台風15号による強風で鉄柱が倒れ、周辺住宅などに被害が広がったゴルフ練習場「市原ゴルフガーデン」(市原市五井)で、建物や車両被害の住民とゴルフ練習場側との和解が12月27日に合意に達したことがわかった。
千葉県弁護士会災害ADR(裁判外紛争解決手続き)にて交渉していたもので、同ガーデン代理人の秋野卓生弁護士(匠総合法律事務所、東京都千代田区)によると、締結予定の和解合意書の中に守秘義務条項がある関係上、和解合意に至る経緯、和解内容、和解金額等については非開示としている。

もっとも、同ガーデン側は同日記者会見を開いており、災害ADRでは建物と車両の計29人中25人が五井公民館での協議に出席し、それぞれの補償額に同意。練習場側も応諾し災害ADRのあっせん人弁護士を交えて和解契約書を取り交わしたことを明らかにしている。
同ガーデンは台風で鉄柱が倒れた練習場を解体し、土地を売却しており、これら売却額で被害者への補償に充当した模様で、それ相当の補償額となったようだ。

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※「ゴルフ特信」第6604号より一部抜粋

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