一季出版株式会社

2021.01.18
2021/1/18 スポーツ用品販売のアルペン、売上高前年上回る

スポーツ用品販売の㈱アルペン(水野敦之社長、名古屋市中区)は11月5日に第1四半期(7~9月)の連結業績を発表したが、売上高が前年同期を上回ったほか、大幅な営業利益増を計上して注目を集めた。
同期間の売上高は580億96百万円(0・7%増)で、営業利益は681・9%増の46億96百万円、経常利益は443・8%増の51億31百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は887・5%増の33億75百万円としている。2021年6月期の通期予想は売上高2300億30百万円(前年同期比5・5%増)、営業利益63億95百万円(54・7%増)などで変更ないとしている。

経営成績に関する説明では、新型コロナウイルス感染拡大によって急速に悪化した国内景気に持ち直しの動きは見られたものの、依然として状況は厳しく、先行きも不透明な状況と報告。スポーツ用品小売業界においても学校行事や各種スポーツイベントが中止・縮小される影響を受けた反面、健康意識の高まりや生活様式の変化によってスポーツ・アウトドア関連の需要が拡大する場面も見られたという。商品部門別では、成長カテゴリーのキャンプ用品、注力領域として強化しているスポーツアパレルが堅調に推移、それにゴルフ用品は既存店売上高が前年実績を上回り、コロナ禍において密を避けられるスポーツとして注目されている中、人気クラブの新製品発売時の販促強化もあり好調な推移が続いたという。

同社の月次売上高によると4、5月の大幅減、前年の消費税駆け込み反動減の9月の減少はあったが、その他は好調で10月は既存店で18・9%増と大幅に増加した。

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※「ゴルフ特信」第6583号より一部抜粋

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