一季出版株式会社

2020.08.02
2020/8/2 5月月次、新型コロナ禍で顧客単価の落込み大きく

ゴルフ場運営大手2社が6月10日に5月の月次情報をそれぞれ発表した。新型コロナウイルスの影響によってゴルフ場利用者数、売上が減少しているが、客単価についても前年実績から大きく落ち込んでいることがわかった。

㈱平和及びパシフィックゴルフマネージメント㈱が発表した、グループゴルフ事業における「2020年5月月次営業実績」によると、5月は昨年に比べ土・日祝日の日数が1日多かったものの、新型コロナウイルスの影響が大きかった。既存店ベース139コースの来場者数は57万5千人で前年同月比30・0%の減少、営業収益が47億67百万円で同43・8%の減少。顧客単価は同23・2%の減少となり、4月実績(18・9%減)よりもさらに下がっている。一方、アコーディア・ゴルフ・トラスト(AGT)は、運営委託先のアコーディア・ゴルフからデータを取り寄せて別途公開しており、それによると88コースの5月入場者数は51万2750人で前年同月に比べ12・6%の減少、過去3年平均値比では11・1%の減少となった。また、稼働率については79・1%となり、前年同月比10・4ポイントの下落、過去3年平均値比でも13・7ポイントの下落となっている。

関連記事:2020/7/4 アコーディアゴルフトラスト4月月次、入場者数24・6%減

※「ゴルフ特信」第6522号より一部抜粋

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