一季出版株式会社

2019.05.25
2019/5/25 埼玉長瀞ゴルフ倶楽部(埼玉)5月31日をもって営業終了と

埼玉長瀞ゴルフ倶楽部(18ホール、埼玉県秩父郡長瀞町)が今年5月31日をもってゴルフ場の営業を終了する。

同GCのホームページでは、「営業終了(閉場)のお知らせ」と大きな文字で告知。5月のスペシャルプランとして昼食付きで平日4980円、土・日祝日8480円等で案内しており、レストランは昼食のみ営業するとしている。
同GCに閉場する理由について尋ねると、「オーナーが代わり、他の用途に利用するためゴルフ場を閉鎖することになった。3月に知らされたが、詳しくは聞いていない」と話している。ゴルフ場の会員は、会員料金で利用できていたが、運営していた㈱埼玉リゾート産業には系列コースもないようで、移籍等の案内もなくプレーする権利は消滅することになる。

同GCに関しては、昨年8月に旧運営会社で会員権発行会社でもあった㈱緑友会が負債約88億円を抱え、破産手続開始の決定を受けた。破産管財人の青山隆治弁護士の事務所(南浦和法律事務所、さいたま市)では次回債権者集会が9月17日に予定されており、破産手続きは終了していないが、同破産財団には目ぼしい資産が残っていないとして会員債権者への配当は難しい状況と説明している。
なお、同ゴルフ場の主な土地の所有者を調べると、所有者が転々と変わったようで今年2月26日の売買では太陽光発電事業者である㈱雅(千葉市中央区)に所有権が移転している。同社のホームページでは静岡県下田市(20・1メガワット、施工中)などゴルフ場跡地でのメガソーラー工事も各地で行っていることを紹介しており、埼玉での予定計画は記載されていないが、今回の土地取得目的もメガソーラー用途が有力のようだ。

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※「ゴルフ特信」第6371号より一部抜粋

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