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2019.05.22
2019/5/22 ユニマットプレシャス、小浜島カントリークラブ(沖縄)を譲渡

㈱ユニマットプレシャス(髙橋洋二代表取締役、東京都港区)は5月7日をもって、小浜島カントリークラブ(18ホール、沖縄県八重山郡)と同所に所在する「ホテルニラカナイ小浜島」、「ホテルアラマンダ小浜島」を㈱星野リゾート100%子会社の㈱八重山ホテル&リゾート(中村海太代表取締役、八重山郡)に譲渡したことを明らかにした。

ユニマットグループでは同ゴルフ場とホテルを2011年10月から2017年3月31日まで、星野リゾートに運営委託(星野リゾート リゾナーレ小浜島)していた経緯があった。今回、「星野側から提案があり、金額面で折りあった」(ユニマット側)という。ただし、金額面では明らかにしていない。

同ゴルフ場は2001年11月22日にオープン。八重山諸島のほぼ中央に位置する小浜島は周囲16・6キロの小さな島で、島の南東側にあるゴルフ場は日本最南端、最西端のホールがある。またティフトン系の「チャンピオンドワーフ」を採用している。
星野リゾートグループでは、東証に上場している星野リゾート・リート投資法人(東京都中央区)が3月29日に、㈱ユニマットプレシャスが所有していた西表島の「ホテルニラカナイ西表島(全140室)」を36億5千万円で取得。同時に同プレシャス子会社で同ホテル運営の㈱八重山ホテル&リゾートの株式を星野リゾートが取得し先に運営を開始していた。同ホテルも2016年まで同リゾートが運営受託していた経緯があった。星野リゾート側では西表島のホテル運営に関して、西表島の世界自然遺産登録を見据え、観光客の増加が見込め、長期的かつ安定的なキャッシュ・フローの確保が可能であると見込まれると判断したという。今年10月には「星野リゾート西表島ホテル」と改称する予定。

また星野リゾートは八重山諸島の竹富町でホテル「星のや竹富島」も運営しており、グループ施設を回遊できる相乗効果にも期待している。小浜島の運営方針や名称などは検討中で今年10月頃には明らかにする見込み。星野リゾートは、星野リゾートメローウッドGC(18ホール、福島県)を運営受託しており、今回の取得でゴルフ場運営2カ所目となった。運営受託していた星野リゾート・トマムゴルフコース(18ホール、北海道)は2017年末でゴルフ場の営業を終了し、今年から牧場として自然回帰させる方針でリゾート運営に活かしている。

なお、ユニマットグループは、新設の仮称・石垣リゾート&コミュニティ計画(18ホール計画、石垣市新川及び石垣地区、開発面積119・7ヘクタール予定)の開発を同じ八重山諸島の石垣島で予定している他、今年4月に民事再生法を申請した、21センチュリークラブ富岡Gコース(18ホール、群馬県)運営の㈱ワイ・ケイ・ジャパンのスポンサーにも挙がっている。㈱ユニマットプレシャスは、宮古島のリゾート開発事業を今年4月、以前使っていた会社名の㈱南西楽園リゾートとして分社化し、新たに始動している。同リゾート内のシギラベイCC(18ホール、宮古島市)は従来通り、同プレシャスの運営となっている。

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※「ゴルフ特信」第6369号より一部抜粋

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