一季出版株式会社

2019.05.21
2019/5/21 全国営業中ゴルフ場数は2174コース

営業中ゴルフ場は2174コースを数え、昨年同期に比べ12コースの減少となった。減少率は0・55%減で、昨年の0・50%減よりも0・05ポイントアップしたが、ほぼ横ばいに推移している。

営業中ゴルフ場数が最大だった平成16年の2356コースに比べると、今年4月末では182コース、率にして7・72%の減少。営業中ゴルフ場数の減少は20年以降12年続いており、減少数が顕著となり始めた東日本大震災(23年)以降でみると163コースものゴルフ場が営業を停止している。

今年4月中旬調査段階での暫定閉鎖ゴルフ場数は、全国61コースで、昨年同期から3コース減少した。本紙では完全閉鎖やメガソーラー転用でゴルフ場営業の可能性がなくなった場合、既設ゴルフ場のカウントから外している他、暫定閉鎖から再開場したコースがあったことから、営業中コース数は昨年同期より実質12コース減少したものだ。

30年末で既設ゴルフ場のカウントから外した15コースのうち、半数以上の8コースがメガソーラー絡みでの閉鎖で、月夜野CC(18H、群馬、27年11月24日閉鎖)は送電を開始、あとの7コースは検討の段階だった。
経済産業省が、29年3月末で電力会社との系統接続契約を済ませていないと太陽光発電事業の設備認定を取り消す措置を取ったことから、メガソーラーを検討しているゴルフ場で事業を明確に表明し、ゴルフ場を閉鎖する動きが一時期目立った。暫定閉鎖中のゴルフ場をみても、61コース中22コースがメガソーラーを検討している。

暫定閉鎖中61コースは20道府県に分布。内訳は北海道の8コースを筆頭に、以下、栃木県7コース、福島県6コース、岡山県5コース、茨城県・群馬県・三重県・兵庫県4コース、宮城県・新潟県3コース、広島県・山口県・鹿児島県2コース、岩手県・千葉県・静岡県・大阪府・島根県・熊本県・宮崎県1コースとなっている。昨年同期と比較すると、東日本が4コース増の38コース、西日本が7コース減の23コースとなり、東は増加、西は減少と対照的な動きをみせ、東日本に多い傾向となっている。

一方、この1年間で新たに閉鎖したゴルフ場は10コースを数えており、都道府県別では茨城県・栃木県・新潟県・兵庫県がそれぞれ2コース、北海道・大阪府がそれぞれ1コースとなった。
これら10コースは、高速道路建設に伴うレイアウト変更工事でクローズしているくずはゴルフ場(18ホール、大阪府)やコースの大改造を実施している廣野ゴルフ倶楽部(同、兵庫県)を除くと、閉鎖理由や閉鎖後の詳細が不明なゴルフ場が多い。最近では冬季クローズするゴルフ場で、クローズしてそのまま営業しないパターンも増えてきている。また先の暫定閉鎖で触れたメガソーラー関連については、新たに閉鎖したゴルフ場の中でエースGC茂木コース(同、栃木県)が噂にのぼっているくらいで、転用を表明するところはなかった。メガソーラーの供給過多であり、売電価格も当初に比べ下がっている現状から、新たにメガソーラー転換を目論むゴルフ場は少なくなってきている。

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※「ゴルフ特信」第6367号より一部抜粋

 

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