一季出版株式会社

2019.04.25
2019/4/25 イノベーションへの投資、霞ケ関CCが新アプリ導入

USGAのシンポジウムで霞ケ関CC(埼玉)の大野了一キャプテン、浜名湖CC(静岡)の藤田正治社長・理事長が12日のトークセッションに登壇した。
霞ケ関CCでは、USGAが開発したアプリ「USGA GPS SERVISE」を日本で初めて導入したクラブとして「データの新しい見方」のセッションで紹介された。同アプリはゴルフコースとゴルファーを可視化するアプリで、コースをマッピングして、プレーヤーの進行、ボールの落下位置をマップに落としてプレーしていないエリアの特定や、芝がはげているエリアを割り出すともに、天気情報やコース内温度のヒートマップも活用し、水などの効率的な資源管理、再設計に活かすもの。

大野氏は「東コースは2グリーンを1グリーンにするなど全く新しいコースになった。将来的には西コースも改修したい。アプリはプレーしていないエリアも特定してくれるが、今のところ同じく管理すると思う。まだ未活用の機能も多く、今後研究したい」と話している。
また浜名湖CC(静岡)の藤田社長は、「イノベーションへの投資」のトークセッションで登壇し、代替エネルギー投資の実例を紹介した。浜名湖CCは周知のように、風力発電、太陽光発電設備を整備している。

藤田社長によれば、その売電収入により16年で投資回収のめどがついたばかりか、2004年に3万7453人だった入場者数が4万4786人まで増やすことに成功したという。今後は、地域の防災拠点として大災害時の待避所としても機能するよう準備するとしている。

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※「ゴルフ特信」第6353号より一部抜粋

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